朝・昼・夜・ロボツト

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Wikisource:文学 < 『死刑宣告

本文[編集]

朝・昼・夜・ロボツト
萩原恭次郎

▲▲▲薔薇の花が咲いた!
~~~~~~~~眼球をほぢり出せ!
白衣のロボツトを産め!
========長距離のトンネルだ!
理性は実験室でビスケツトになりそこねた!

青い帽子を冠れ!
ベルトで目かくしされたロボツト
始業だ!終業だ!歩け!始業だ!終業だ!歩け!

ただ幾本ものアンテナを詩の中へ張り廻せ!
ラヂオが聞える!
僕は針と糸とで身体中を縫つてゆく
黄色いメリケン袋となつてぶらさがる
まつたく最早
肉体をピストルの弾丸として射ち込みたいものだ!
射的・・

解題[編集]

作者:萩原恭次郎

底本:萩原恭次郎『死刑宣告』日本図書センター〈愛蔵版詩集シリーズ〉(2004年3月25日初版第1刷発行) ISBN 978-4-8205-9599-1

表記について:旧仮名遣いは初版本(1925年10月18日発行、長隆舎書店)のまま、漢字は常用漢字に改めてある。