明治元訳新約聖書 (大正4年)/羅馬人書

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[千九百五]
しんやくぜんしょしとパウロロマびとおくれるふみ

第一章[編集]

イエス キリストしもべパウロめされてしととなりかみふくいんためえらば
このふくいんはやくよりそのよげんしゃたちによりせいしょちかたまへるものにて
そのこわれらのしゅイエス キリストさししめせりかれにくたいよれダビデすゑよりうま
せいぜんれいせいよれよみがへりしことによりてあきらかにかみたることあらはれたり
われらかれよりめぐみしとつとめうくこれそのなためばんこくひとゞゝをしてしんかうみちしたがハせんとなり
なんぢらそのひとゞゝうちありイエス キリストめしうけものなり
われすべてロマをるところのかみいつくしまれめしかうむせいとなれものにまでふみおくなんぢらねがはくはわれらちゝなるかみおよびしゅイエス キリストよりめぐみやすきうけ


まづなんぢらのしんかうこぞりていひひろめたるがゆゑイエス キリストよりなんぢらひとゞゝつきわがかみかんしゃ
われそのふくいんおいこゝろつかふところかみたえずなんぢらをおもそのあかしなり
われいのりごとにつひにハかみみこゝろかなひてやすらかなるみちをえすみやかになんぢらいたらんことをもと
十一 われなんぢらんことをふかねがふなんぢらかたうせんためれいたまものあたへんとおもへバなり
十二 すなはわれなんぢらのうちあらたがひしんかうによりてあひともなぐさめべし
十三 きゃうだいわれしバゝゞこゝろざしたてなんぢらにいたほかくにびとうちあるごとくなんぢらうちよりもんとせしかどもいまいたりてなほさまたげらるなんぢらしらざるをこのまず
十四 われギリシャびとおよいはうじんまたかしこきひとおよびおろかなるひとにもおへところあり
十五 このゆゑわれちからつくしてふくいんなんぢらロマにあるひとゞゝにもつたへんことをねが
十六 われふくいんはぢとせずこのふくいんユダヤびとはじめギリシャびとすべてしんずるものすくはんとのかみちからたれバなり
十七 かみこれあらはれてしんかうよりしんかういたれりしるしてぎじんしんかう
[千九百六]
よりいくべしとあるごと


十八 それかみいかりふぎをもてまことおさふひとゞゝすべてふけんふぎむかひてんよりあらは
十九 そはひとしるべきところかみことがらひとあきらかにしてすでかみこれをひとあらはたまへバなり
二十
それひとみることをざるかみがぎりなきちからそのかみなることとはつくられたるものによりよのはじめよりこのかたさとりあきらかにみるべしこのゆゑいひのがるべきやうなし
二一 すでかみしりなほこれをかみあがめずまたしゃすることをせずかえっそのおもひみだそのおろかなるこゝろくらくなれり
二二 みづかさとしとなへておろかなるものとなり
二三 くちはてざるかみえいくわうかへくちはつべきひとおよびとりけものはふものかたち
二四 このゆゑかみかれらそのこゝろよくほしいまゝにするにまかせてたがひそのみはずかしむるけがれわたせり
二五 かれらかみまことかへいつはりとなしものをつくりしかみよりもつくられしものあがめまつりてこれつかかみかぎりなくほむべきものなりアメン
二六 これよりかみかれらはずべきよくをなすにまかたまへりそのをんなさへもじゅんせいようかへぎゃくせいようとなす
二七 かくごとをとこまたをんなじゅんせいようすてたがひしよくこゝろもやをとこをとこはずることをなしてそのよこしまあたるべきむくいおのうけたり
二八 かれらこゝろかみとむることをこのまざればかみかれらよこしまなるこゝろいだきまじきことをなすまかたまへり
二九 すべてふぎあくとくだんらんばうこんみたものまたとききゃうさつさうとうきけつこくはくみたもの
三十 またざんがいきばうをなしかみうらものかうぶがうまんきょうくわきそふぼふかう
三一 ぐわんかうはいやくふじゃうふじなるもの
三二 すべこれらおこなものしざいあたるべきかみさだめしりてなほみづかおこなふのみならずまたこれおこなものをもよろこべり


第二章[編集]

このゆゑおよひとさばところひとなんぢいひのがるべきなしなんぢひとさばくはまさしおのれつみさだむなりそはさばところなんぢおなじこれおこなへばなり
かくごとおこなものつみするかみさばきしんりかなへりとわれら
[千九百七]
しる
これらことおこなものさばきおなじこれおこなひとなんぢかみさばきのがれんとおも
なんぢかみゆたかなるめぐみゆるやかなるとしのびたまふとをなみするそのめぐみなんぢくいあらためみちびくなるをしら
かたくなにしてくいなきのこゝろしたがおのれためかみいかりつみそのただしきさばきあらはれんいかりおよぶなり
かみひとおこなひしたがひておのゝゝそのむくいなすべし
たへしのびぜんおこなさかえたふときくちざるとをもとむものにはかぎりなきいのちをもてむくい
八 九 しかれどもあらそひをなしまことしたがはずふぎにつくものにはむくゆるにいきどほりいかりくわんなんしんくとをもってすユダヤびとはじめギリシャびとすべあくおこなひとおよぶなり
ユダヤびとはじめギリシャびとすべてぜんおこなひとにはさかえたふときやすきとをむくゆべし
十一 これかみにはかたよりなければなり
十二 およおきてなくしてつみをかせるひとおきてなくしてほろおきてありてつみをかせるひとおきてよりさばきうくべし
十三 かみまへせらるゝはおきてをきくものあらせらるゝはおきてまもものなり
十四 それおきてなきのいはうじんもしうまれつきのまゝおきてのせたるところまもらバおきてなしといへどおのれおきてたるなり
十五 かれらそのこゝろしるされたるおきてはたらきあらはそのりゃうしんこれがあかしをなしてそのおもひたがひにあるひせめあるひはほむることをなせ
十六 それさばきふくいんいへごとかみイエス キリストをもてひとかくれたることさばかんなるべし


十七 なんぢもしユダヤびととなおきてたのかみあるをほこ
十八 そのむねをしりおきてならひよしあしわきま
十九 みづかめしひてびきくらきにをるものひかり
二十 おろかなるものしわらべかしづきおもまたおきておいまことしるべきこととののりたりとせば
二一 なにゆゑひとをしへみづからをしへざるなんぢひとぬすなかれとすゝめみづかぬすみする
二二 なんぢひとかんいんするなかれとさとしてみづかかんいんするなんぢぐうざうにくみみづかみやものをか
二三 なんぢおきてほこりみづかおきてをかかみかろしむる
[千九百八]

ニ四 かみなんぢよりいはうじんうちけがされたりとしるされしがごと
二五 なんぢもしおきておこなはゞかつれいえきありおきてをかさばなんぢかつれいかつれいなきがごとくなるべし
二六 このゆゑかつれいなきものおきてまもらばそのかつれいなきもかつれいせりといはざるを
二七 それうまれつきのまゝかつれいなくしておきてまもものぎぶんかつれいをもてなほかつれいをかなんぢさばかん
二八 あらはユダヤびとなるもまことユダヤびとあらあらはかつれいあるもまことかつれいあら
二九 かへっひそかユダヤびとたるものまことユダヤびとたりまたかつれいれいありぎぶんあらこゝろかつれいまことなりそのほまれひとよらかみよれ

第三章[編集]

しからばユダヤびとすぐるゝところなにまたかつれいえきするところなに
そはすべてことおいえきおほしまずだいいちかみさとしをもてかれらゆだたまへることなり
こゝしんぜざるものあれどいかんそのふしんかみしんすつべき
しからすべてひといつはりとするもかみまこととすべしなんぢつぐことばとせられなんぢさばかるゝときかちんとしるされたるごと
われらふぎもしかみあらはすとせバわれなにいふべきかいかりくはふるかみふぎなるやハそれひとよりいふのみ
さることあらさることあらかみいかにしてさばかん
もしかみまことわがいつはりよりあらはそのさかえいやまさわれいかでなほつみびとせられん
かくあらばわれらそしらるゝごとぜんきたらせんとてあくなすよからずやわれらことばいへものありかゝひとつみせらるべきうべなり
しからバいかにわれらまされるかきはめてなしそはわれらすでユダヤびとギリシャびとみなつみしたあることをあかしせり
しるしてぎじんなしひとりあるなしとあるがごと
十一 さとれるものなくかみもとむものなし
十二 みなまがりまったよこしまとなれりぜんなすものなしひとりあるなし
十三 そののどやぶれしはかそのしたいつはりをなしそのくちびるにハまむしどくもて
十四 そのくちのろいにがきとにてみち
十五 その
[千九百九]
あしながさんがためはや
十六 やぶれわざはひそのみちのこれり
十七 かれらおだやかなるみちしら
十八 そのまへかみおそるるのおそれあることなし
十九 それおきていふところハそのしたにあるものしめすとわれらしるこハおのゝゝくちふさがまたよひとこぞりてかみまへつみあるものさだまらんためなり
二十 このゆゑおきておこなひよりかみまへせらるゝものひとりだにあることなしそはおきてよりつみしらるゝなり


二一 いまおきてほかかみひととしたまふことハあらはれておきてよげんしゃそのあかしをせり
二二 すなはイエス キリストしんずるによりそのぎかみすべてしんじゃたまふてへだてなし
二三 そハひとみなすでつみをかしたれバかみよりさかえうくるにたら
二四 ただキリスト イエスあがなひよりかみめぐみをうけいさほしなくしてとせらるゝなり
二五 二六 かみそのちによりてイエスたてしんずるものなだめそなへものしたまへりそはかみしのびすぎこしかたつみゆるやかしたまひしことにつきていまそのぎあらはさんためすなはイエスしんずるものとしなほみづからたらんがためなり
二七 されほこるところいづこあるあることなしなにはふをもてなしとするかおこなひはふしからしんかうはふなり
二八 ゆゑわれおもふにひととせらるゝハしんかうよりおきておこなひよら
二九 かみたゞユダヤびとのみのかみなるまたいはうじんかみならずやしかりまたいはうじんかみなり
三十 それかつれいせしものをもしんかうよりとしまたかつれいなきものをもしんかうよりとするかみひとはしらなればしか
三一 さらばわれらしんかうをもておきてすつるやしからずかえっおきてかたうするなり


第四章[編集]

さらわれらせんぞアブラハムにくたいについてなにところありといは
もしアブラハムおこなひよりせられたらんにはほこるべきところありされかみまへにはあることなし
そはせいしょなにいへるかアブラハムかみしんかれそのしんかうせられたり
はたらきなすものゝあたひめぐみいはうくべきものなり

[千九百十]
されはたらきなきものふぎなるものとするかみしんじてそのしんかうせられたり
はたらきなくかみとせらるゝものさいはひなることはまさダビデいへごと
いはくそのふはうゆるされそのつみおほはるゝものさいはひなり
しゅつみおはせざるひとさいはひなりと
このさいはひかつれいものにあるやかつれいなきものにあるやそもゝゝわれらアブラハムそのしんかうせられたりといへ
されいかせられしやかつれいうけのちなるまたかつれいうけざるさきなるかかつれいうけのちならずかつれいうけざるさきにあり
十一 かつかつれいしるしうけしはいまかつれいうけざるさきしんかうよりせられたるあかしなりかつれいうけざるすべてしんじゃちゝにしてかれらとせられんためなり
十二 またかつれいうくものちゝとなれりたゞかつれいにのみよらわれらちゝアブラハムかつれいうけざりしときしんかうあとふむものゝためなり
十三 そはアブラハムそのしそんとにせかいよつぎたることをさせんとのかみやくそくおきてよるあらしんかうよれ
十四 もしそれおきてよるものよつぎたることをしんかうむなしやくそくまたすたるべし
十五 そはいかりきたらするものはおきてなりおきてなくばをかすこともあるなし
十六 このゆゑしんかうよりさせたまふはめぐみよらせてそのやくそくアブラハムすべてしそんかたうせんがためなりたゞおきてもてもののみならずまたアブラハムしんかうならものおよべり
十七 われなんぢをたておほくくにびとちゝなせりとしるされたるごとアブラハムそのしんずるところかみすなはちしにものいかなきものをありごととなふるかみまへおいわれらすべてのものちゝたるなり
十八 かれのぞむべくもあらぬときになほのぞみおほくくにびとちゝならんことをしんそはなんぢのしそんかくのごとくならんといひたまひしによりてなり
十九 かれそのしんかうあさからざればよはひおほよそひゃくさいにしておのすでしぬるがごときとサラたいしぬるがごときをもかへりみず
二十 ふしんをもてかみやくそくうたがふことなくかえっそのしんかう
[千九百十一]
あつくしてかみあが
二一 かみそのやくそくたまところかならなしうべしとこゝろさだ
二二 このゆゑそのしんかうぎせられたり
二三 それしんかうよりとせられたりとしるされしはたゞかれのためのみならずまたわれらのためしるされしなり
二四 われらもしわがしゅイエスよりよみがへらしゝかみしんぜばおなじとせらるゝことべし
二五 イエスわれらつみためわたされまたわれらがられんためよみがへらされたり

第五章[編集]

このゆゑわれらしんかうよりとせられたればかみやはらぐことをたりわがしゅイエス キリストよりてなり
またわれらかれによりしんかうによりていまをるところのめぐみいることをかつかみさかえのぞみよろこびをなす
たゞこれのみならずくわんなんにもよろこびをなせりそはくわんなんにんたいしゃう
にんたいれんたつしゃうれんたつきぼうしゃう
きぼうはぢきたらせざるをしるこはわれらたまところせいれいよりかみあいわれらのこゝろそゝげばなり
われらなほよわかりしときキリストさだまりたるおよびつみびとのためにしにたまへり
それぎじんためしぬるものほとんまれなりじんしゃためにはしぬることをいとはざるものもやあら
されキリストわれらのなほつみびとたるときわれらのためしにたまへりかみこれによりてそのあいあらはたま
いまそのよりわれらぎとせられたればましかれよりいかりよりすくはるゝことなからん
もしわれらてきたりしときそのこによりてかみやはらぐことをざらん
十一 たゞこれのみならずわれらやはらぎさせたまひしわがしゅイエス キリストよりまたかみよろこべり
十二 されこれひとりよりつみにいりつみよりきたひとみなつみをかせばすべてひとおよびたるがごと
十三 おきてたてられしときよりさきつみありおきてなくばつみひとすることなし
十四 しかれどもアダムよりモーセいたるまでアダムの罪とひとしつみをかさざりしものにもこれわう
[千九百十二]
アダムすなはきたらんとするものかたなり
十五 されつみことおんちょうのことのごときにあらひとりつみよりしぬるものおほからバましかみめぐみひとりイエス キリストよれめぐみたまものとハおほくひとあふれざらん
十六 たまものひとりよりきたつみごときにあらそはさばきひとつつみよりつみせられたまものおほくつみよりとせらるゝなり
十七 もしひとりつみをかしゝによりこのひとりよりわうたらんにハましあふるゝのめぐみたまものうくものひとりイエス キリストによりいのちありおうたらざらん
十八 このゆゑひとつつみよりつみせらるゝことのすべてひとおよびしがごとひとつよりとせられいのちうることもすべてひとおよべり
十九 それひとりぎゃくよりおほつみびととせられしごとひとりじゅんよりおほとせらるべし
二十 おきてたつるハつみまさためなりされどもつみますところにハめぐみいやませ
二一 これつみをもてつかさどれるごとめぐみわれらしゅイエス キリストよりかぎりなきいのちいたらせんがためをもてつかさどれり


第六章[編集]

しからバわれらなにいはんやめぐみまさためつみをるべき
しからわれらつみおいしにものなるにいかでなほそのうちおいいきんや
イエス キリストあはんとてバプテスマをうけものすなはそのしあはんとてこれうけしなるをなんぢらしらざる
ゆゑわれらそのあふバプテスマによりかれともほうむらるゝハキリストちゝさかえよりよりよみがへされしごとわれらあたらしきいのちあゆむべきためなり
もしわれらかれさまひとしからばまたかれのよみがへりにもひとしかるべし
われらふるきひとかれとともじふじかつけらるゝハつみみすたりいまよりつみつかへざるがためなるをわれらしる</ref>
そはしにものつみよりゆるさるれバなり
われらもしキリストともしなバまたかれともいきんことをしん
キリストよりよみがへりてまたしなずもまたかれしゅとならざるをしれ
これそのしにしハつみについてひとたびしにしなりそのいくるハかみについていくるなり
[千九百十三]
十一 かくなんぢらもわれらしゅイエス キリストによりつみついてハみづかしねものまたかみついてハいけものなりとおもふべし
十二 このゆゑなんぢらつみしぬべきからだわうたらしめてそのよくしたがなか
十三 またなんぢらしたいふぎうつはとなしてつみさゝぐることなかよりよみがへりしものごとおのれかみさゝげまたしたいうつはとなしてかみつかふべし
十四 そはなんぢらめぐみしたありおきてしたあらざれバつみなんぢらしゅとなることなけれバなり
十五 しからばいかんわれらめぐみしたありおきてしたあらざるがゆゑつみをかすべきかしから
十六 なんぢらさゝしもべとなりたれしたがふともそのしたがところしもべたるをしらざるかあるひつみしもべとならばおよあるひじゅんしもべとならばおよばん
十七 しかれどもわれかみかんしゃなんぢらもとつみしもべたりしかどいますでさづけられしところをしへのりこゝろよりしたがひて
十八 つみよりゆるされしもべとなればなり
十九 われいまひとことかりいへるはなんぢらにくたいよわきゆゑなりなんぢらそのしたいさゝげけがれあくしもべとなりあくいたりしごといままたそのしたいをさゝげしもべとなりてきよきいたるべし
二十 そはなんぢらつみしもべなりしときにはつかへざればなり
二一 なんぢらいまはづところのことをおこなひしそのときなにたりしやこれらのことのはてなり
二二 されいまつみよりゆるされてかみしもべとなりたればきよきいたるのたりかつそのはてかぎりなきいのちなり
二三 つみあたひなりかみたまものわれらしゅイエス キリストおいたまはるかぎりなきいのちなり


第七章[編集]

きゃうだいわれいまおきてしれものいはおきてひといのちのかぎりそのしゅたるをしらざる
おっとあるをんなおきてためおっといけうちはそれにつながるれどおっとしなばそのおきてよりゆるさる
されおっといけうちほかひとゆかいんぷとなふべしおっとしなばそのおきてよりゆるさるゝがゆゑひとゆくともいんぷにはあら

しかればわがきゃうだいなんぢらキリストによりおきてついころされしものなりこれほかのものすなはち
[千九百四]
よみがへされたまひしものゆきかみためむすばんとなり
われらにくありときおきてよれつみよくわれらのにくたいはたらきてためむすべり
されどもいまわれらをつなげものおいしにたればおきてよりゆるされぎぶんふるきよらかみあたらしさよりつか


しからばわれらなにいふべきかおきてつみなるやしからおきてよらざればわれつみつみたるをしることなしそれおきてむさぼなかれといはざればわれむさぼりつみたるをしらざるなり
しかしてつみいましめをりのりわがうちさまゞゝむさぼりおこせりおきてなければつみしぬるものなり
われむかおきてなくしていきたれどいましめきたりてつみいきかへりわれしね
かくひといかさんためいましめかえっこれわれをしなしむるものとなれり
十一 いかにとなればつみいましめをりのりわれまどはそのいましめをもてわれころせり
十二 それおきてきよいましめきよたゞしくかつぜんなり


十三 さらぜんなるものわれをしなしむるかしからしなしむるものつみなりつみなりつみぜんなるものをもてわれしなしむれバそのつみたることあらハれまたいましめよりつみはなはだしきことハあらはるゝなり
十四 それおきてれいなるものわれらしるされどわれにくなるものにしてつみしたうられたり
十五 そはわがおこなところものわれこれよしとせずねがところのものわれこれをなさにくところのものわれこれをなせバなり
十六 もしわれねがはざるところものおこなときおきてぜんとす
十七 しからバいまよりこれおこなものわれあらわれをるところのつみなり
十八 ぜんなるものわれすなはちわがにくをらざるをしるそはねがところわれにあれどもぜんおこなふことをざれバなり
十九 われねがところぜんこれおこなはずかえっねがはざるところあくこれおこなへり
二十 もしわれねがはざるところおこなふときはこれおこなものわれあらわれをるところのつみなり
二一 このゆゑわれぜんおこなはんとおもふときにこのひとつのりあるをおぼ
二二 そはわれうちなるひとついてはかみおきてたのしめども
二三 わがしたいほかのりありてわがこゝろのりたゝかわれとりこにして
[千九百十五]
たいうちにをるつみのりしたがはするをさとれり
二四 あゝわれなやめるひとなるかなこのからだよりわれすくはんものたれぞや
二五 これわれらのしゅイエス キリストなるがゆゑに[新世:ただ]かみかんしゃされわれみづからこゝろにてハかみのりしたがにくにてはつみのりしたがふなり


第八章[編集]

このゆゑイエス キリストあるものはつみせらるゝことなし
そハいかれいのりイエス キリストよりつみのりよりわれゆるせバなり
それおきてにくよりよわくそのあたはざるところかみなしたまへりすなはおのれつみにくかたちとなしてつみのためにつかはにくおいつみばっしぬ
それおきてにくしたがはでれいしたがふておこなわれらじゃうじゅせんがためなり
にくしたがものにくことおもれいしたがものれいことおも
にくことおもふはなりれいことおもふはいのちなりやすきなり
そはにくことおもふはかみもとるがゆゑなりこれかみおきてしたがはずまたしたがふことあたはざるよる
しかしてにくにをるものかみこゝろかなふことあたはず
もしかみれいなんぢらにすまなんぢらにくをられいをらおほよキリストれいなきものキリストつかざるものなり
もしキリストなんぢらをらからだつみよりしにたましひよりいき
十一 もしイエスよりよみがへらしゝものれいなんぢらすまキリストよりよみがへらしゝものそのなんぢらにすむところのれいなんぢらしぬべきからだをもいかすべし
十二 このゆゑきゃうだいわれらにくためおふところありにくしたがつかふものあら
十三 もしにくしたがつかへなばしぬべしれいよりからだはたらきころさばいくべし
十四 およかみれいみちびかるゝものこれすなはちかみなり
十五 なんぢらうけれいしもべたるものごとふたゝおそれいだれいあらずアバちゝよとよぶたるものれいなり
十六 せいれいみづからわれられいともわれらかみたるをあかし
十七 われらもしたらばまたよつぎたらんすなはかみよつぎにしてキリストともよつぎ
[千九百十六]
ものなりわれらもしかれともくるしみうけなばかれともさかえをもうくべし
十八 われおもふにいまのときくるしみわれらあらはれんさかえくらぶべきにあら
十九 それつくられしものふかきのぞみかみこたちあらはれんことをまてるなり
二十 そはつくられしものむなしさかへらせらるゝはそのねがところあらすなはこれかへらするものよれ
二一 またつくられしものみづからやぶれしもべたることをのがかみこたちさかえなるじゆういらんことをゆるされんとののぞみたもたされたり
二二
よろずつくられしものいまいたるまでともなげともくるしむことあるをわれらしる
二三 たゞこれらのもののみならずせいれいはじめむすべるもてわれらみづかこゝろうちなげきならんことすなはわれらからだすくはれんことをまつ
二四 われらすくひうるのぞみによれりされのぞみまたのぞみなしすでみるところのものいかなほこれをのぞまんや
二五 もしわれらいまざるもののぞまばしのびてこれをまつべし
二六 せいれいまたわれらのよわきたすわれらいのるべきところしらざれどもせいれいみづからいひがたきのなげきわれらためいのり
二七 ひとこゝろたまふものせいれいこゝろをもしれそはかみこゝろしたがひてせいとためいのればなり
二八 またすべてことかみむねよりまねかれたるかみあいするものためことゞゝはたらきてえきをなすをわれらしれ
二九 それかみあらかじめしりたまふところものそのこかたちならはせんとあらかじめこれさだそのこおほくきゃうだいうちちゃくしたらせんがためなり
三十 またあらかじめさだめたるところものこれまねまねきたるものこれとしとしたるものこれさかえたまへり
三一 さらこれらことおいなにをかいはかみわれらをまもらばたれわれらてきせん
三二 おのれおしまずしてわれらすべてためこれわたせるものなどかかれにそへばんもつをもわれらたまはざらん
三三 かみえらびたるものうったへものたれぞやとするかみなる
三四 つみさだむものたれぞやしにまたよみがへりかみみぎありわれらためとりなたまキリストなる
三五 キリストいつくしみよりわれらはならせんものたれぞや
[千九百十七]
なやみなるかあるひくるしみせめうゑはだかあやふきつるぎなる
三六 これわれらひねもすなんぢのためわたされほふられんとするひつじごとくせらるゝなりしるされたるがごと
三七 されどもわれらいつくしめるものよりすべてこれらことかちえあまりあり
三八 そはあるひあるひはてんのつかひあるひはつかさあるひはちからあるものあるひはいまあるものあるひはのちあらんもの
三九 あるひたかあるひふかきまたほかつくられしものわれらわがしゅイエス キリストよれかみいつくしみよりはならすることあたはざるものなるをわれしんぜり

第九章[編集]

われキリストつけものなればことまことにしていつはりなしかつわがりゃうしんせいれいかんじて
われおほいなるうれひあることこゝろたへざるのいたみあることとをあかし
もしわがきゃうだいわがこつにくためにならんにはあるひキリストよりはなほろびいたらんもまたわがねがひなり
かれらイスラエルひとなりかみなることまたえいこうまたちかひまたおきてたてられしことまたまつりのゝりまたやくそくみなかれらにつけ
せんぞたちこれかれらがせんぞなりにくたいよりいへキリストまたかれらよりいづかれはばんもつうへありよゝほまれべきかみなりアメン


いまいへるところかみことばすたれりといふにはあらそはイスラエルよりいづものことごとくイスラエルあら
またアブラハムすゑなればとてことゞゝそのこたるにあらたゞイサクよりいづものなんぢのすゑとなへらるべしとしるされたり
すなはにくよりたるものこれらはかみたるにあらたゞやくそくよりたるものそのすゑとせらるゝなり
ときいたらばわれきたらんサラなんしあるべしとこれやくそくことばなり
これのみならずまたリベカわれらせんぞイサクひとりしたがひてふたごはらみしとき
十一 そのこいまだうまれずまたよしあしなさざれどかみえらびたまひしみこゝろかはることなくおこなひよらめしよるあらはさんとて
十二 あにおとうとつかへんとリベカいひたまへり
十三 しるしてわれヤコブあいエサウにくめり
[千九百十八]
あるごと
十四 しからバわれらなにをいはんやかみふぎなるところあるやあることなし
十五 かみモーセいふわれめぐまんとおもものめぐみわれあはれまんとおもものあはれむ
十六 されねがものにもはしものにもよらたゞめぐむところかみよれ
十七 せいしょうちかみパロわれなんぢをたつるはことなんぢをもてちからあらはまたわがあまねせかいつたへんがためなりとしめたまへり
十八 されかみあはれまんとおもものをあはれみかたくなにせんとおもものかたくなにせんと
十九 されなんぢわれにいはかみなんぞなほひととがむるやたれそのむねさからふことをんと
二十 あゝひとなんぢなにびとなれバかみいひさからふやつくられしものつくりものむかひなんぢなにゆゑわれかくつくりしといふべけん
二一 すゑものしおなつちくれをもてひとつうつはたふとひとつうつはいやしつくるのけんあるにあらずや
二二 もしかみいかりあらはそのちからしめさんためほろびそなはれるうつはながたへしのぶことをなし
二三 またさかえあらかじめそなへめぐみうつはそのさかえゆたかなるをしめさんとせバわれらなにいふことあらんや
二四 このめぐみうつはすなはわれらめされしところものたゞユダヤびとのみならずまたことくにびとうちよりもめされたり
二五 かみホセヤふみわれわがたみならざりしものわがたみとなあいせざりしものあいするものとなへ
二六 またなんぢらわがたみならずといはれたりしそのところかれらいけるかみとなへらるべし
二七 イザヤイスラエルついよばはいひけるはイスラエルかずうみすなごとくなれどもすくはるゝものハたゞわづかならん
二八 かみをもてそのことばさだめこれなしをはるべしそはさだめたまかみことしゅすみやかにこのちおこなふべけれバなり
二九 またさきイザヤいひもしばんぐんしゅわれらにたねのこさざりしならバわれらすでソドムごとくならんまたゴモラおなじからんとあるごと
三十 さらわれらなにとかいはおいもとめざることくにびとたりこれすなはちしんかうよるところのなり
三一 されおきておいもとめしイスラエルおきておいしかざりき
三二 いか
[千九百十九]
なるゆゑかれらしんかうよらおこなひよりおいもとめんとせしほどにつまづくいしつまづきたれバなり
三三 よわれつまづくいしまたさまたぐるいはシオンおかすべこれしんずるものはずかしめられじとしるされたるがごと


第十章[編集]

きゃうだいわれこゝろねがところかみいのところイスラエルすくはれんことなり
かれらかみねっしんなることはわれあかしされどもそのねっしんちしきよるあら
かれらかみしらおのれたてんことをもとめかみしたがはざるなり
すべしんずるものとせられんためキリストおきてをはりとなれり
モーセおきてよれさしてはこれおこなものこれによりいのちべしとしるしたり
されしんかうよれかくいへりなんぢこゝろキリストいざなくだらんためたれてんのぼらんといふことなか
またキリストしにものうちよりいざなかへらんためたれよみぢくだらんといふことなか
さらなにいへるぞみちなんぢちかなんぢくちにありなんぢこゝろにありとこれすなはちわれらのぶところしんかうみちなり
そはもしなんぢくちにてしゅイエスいひあらはしまたなんぢこゝろにてかみかれよりよみがへらしゝをしんぜばすくはるべし
それひとこゝろしんじてとせられくちいひあらはしてすくはるゝなり
十一 せいしょすべかれしんずるものはずかしめられじといへ
十二 ユダヤびとギリシャびとへだてなしそはすべてのものしゅたゞいつなればなりおほよこれよびもとむものにはめぐみゆたかにし
十三 すべしゅよびもとむものすくはるべし
十四 されいましんぜざるものいかよびもとむることをんやいまきかざるものいかしんずることをんやいまのぶものあらずばいかきくことをんや
十五 もしつかはされずばいかのぶることをんやしるしておだやかなることのべまたよきことのぶものそのあしうるはしきかなとあるがごと
十六 されことゞゝふくいんきゝうけしにあらイザヤかつしゅわれらのぶところしんぜしものたれいへ
十七 しかればしんかうきくよりいできくところはかみことばよれるなり
十八 われとはかれらいまきかざりし
[千九百二十]
きけそのこゑあまねせかいいでそのことばはてにまでおよべり
十九 われまたとはイスラエルしらざりしかしれさきモーセいふわれたみあらざるものをもてなんぢらねたませんまたおろかなるたみをもてなんぢらいからせんと
二十 イザヤはばかることなくいひけるはわれたづねざりしものわれあへりとはざりしものわれあらはれぬ
二一
またイスラエルついてはわれひねもすてあげもとしたがはざるたみむかへりといひなり


第十一章[編集]

さらわれいはんかみそのたみすてしやきはめしからずいかにとなればわれまたイスラエルひとアブラハムすゑベニヤミンわかれなり
かみそのあらかじめしりたまふところのたみすてざりきなんぢらエリヤについてせいしょのせたることしらざるかかれイスラエルかみうったへいひけるは
しゅかれらなんぢよげんしゃころなんぢだんこぼてりたゞわれのこされしにまたわがいのちをももとめんとするなり
しかるになにかみこたへたまひしわれみづからためバアルひざまづかざるものしちせんにんのこせりと
かくごといまもなおなほめぐみえらびよりのこれるものあり
もしめぐみよらおこなひにはよらざるなりしからざればめぐみめぐみたらずおこなひよらめぐみあらしからざればおこなひおこなひたらざるなり
さらなにいはイスラエルそのもとむところえらまれしものこれのこされしものにぶくせられたり
かみこんにちいたるまでかれらにぶこゝろみえざるめきこえざるみゝあたふとしるされしがごと
またダビデいひけるはかれらむしろかはりてわなとなれあみとなれつまづくものとなれそのむくいとなれ
かれらくらくしてみえしめずそのせつねかゞましめよ
十一 さらわれいはんかれらつまづきたふれおよびしやしからずかえっかれらあやまちによりすくひいはうじんおよべりこれイスラエルはげまさせんがためなり
十二
もしかれらのあやまちよとみとなりそのおとろへいはうじんとみとならんにはましかれらさかんなるにおいてをや
十三
われなんぢらことくにびといはわれいはうじんしとなるがゆゑわがつとめおもんぜり
十四 これわがこつにくものいか
[千九百二十一]
してかはげまそのうちよりすにんすくはんがためなり
十五 もしかれらのすてらるゝことやはらぎとならばそのうけもどさるゝはしにたるものうちよりいくるにおなじからず
十六 もしはつほのパンきよからばすべてのパンもまたきよくもしきよからばえだまたきよかるべし
十七 もしいくばくえだをられたるになんぢのかんらんなるそれをそのうちつがともそのうるほひうくるならば
十八 もとえだむかひてほこなかたとひほこるともなんぢたもたなんぢたもてり
十九 さらなんぢえだをられたるはつがれんためなりといは
二十 されかれらをられたるはふしんかうによりなんぢたてるはしんかうよるなればほこることなかれたゞおそれ
二一 そはかみもしもときえだをさへをしまずばおそらくはなんぢをもおしまじ
二二 されかみいつくしみおごそかなるとをそのおごそかなることはたふれしものあらはれぬなんぢいつくしみをらそのいつくしみなんぢあらしからざればまたなんぢもきりはなさるべし
二三 もしふしんかうをらずばかれらまたつがれんかみよくこれをつぎうればなり
二四 なんぢもしもとうまれつきたるかんらんよりきらそのうまれつきもとりよきかんらんつがれたらんにはましもときえだおのそのかんらんつがれざらん
二五 きゃうだいわれなんぢらみづからかしこしとすることなからんためこのおくぎしらざるをこのまずすなはいくばくイスラエルにぶきいはうじんかずみつるにいたらんときまでなり
二六 しかしイスラエルひとことゞゝすくはるるをしるしてすくひてシオンよりいでヤコブふけんとりのぞかん
二七 またそのつみゆるときわれかれらにたてところちかひこれなりあるごと
二八 ふくいんついてはなんぢらえきためかれらにくまれえらびついてはせんぞゆゑによりてかれらあいせらるゝなり
二九 そはかみたまものまねきかはることなきによる
三十 もとなんぢらはかみそむきしがいまかれらそむけるによりなんぢらあはれみうけたるがごと
三一 いまかれらのそむけるはなんぢらあはれみうくるによりまたあはれみうけんためなり
三二 それかみすべてのひとあはれまんがためみなこれをそむきうちいれかこめり
三三 あゝかみしきとみ
[千九百二十二]
ふかいかなそのさばきはかがたそのみちたづがた
三四 たれしゅこゝろしりたれかれともはかることをしや
三五 たれまづかれにあたへそのむくいうけんや
三六 そはよろずのものかれよりいでかれによりかれにかへればなりねがはくはよゝほまれかみにあれアメン


第十二章[編集]

されきゃうだいわれかみもろゝゝのじひをもてなんぢらすゝむそのかみこゝろかなきよいけそなへものとなしてかみささげこれなすべきまつり
またこのならなかなんぢらかみまったくかつぜんにしてよろこぶべきむねしらんがためこゝろかへあらたにせよ
われうくるところめぐみよりなんぢらおのゝゝつげこゝろたかぶおもひすごすことなかかみおのゝゝたまはりたるしんかうはかりしたがひてたひらかおもふべし
すなはわれらひとつからだおほくえだあれどもみなそのつとめおなじうせざるがごと
おのゝゝキリストおいひとつからだたればまたたがひにそのえだたるなり
されたまはところめぐみよりおのゝゝたまものことにせりあるひよげんあらばしんかうはかりしたがひてよげんをなし
あるひつとめあらばそのつとめをなしあるひをしへをなすものそのをしへをなし
すゝめをなすものそのすゝめをなしほどこしをなすものをしみなくほどこしをさめをなすものおこたらずをさあはれみをなすものよろこびてあはれむべし
あいいつはることなかあくにくぜんしたし
きゃうだいあいをもてたがひあいれいぎあひゆづ
十一 つとめおこたらずこゝろあつくしてしゅつか
十二 のぞみよろこなやみたへいのりつねにし
十三 せいとともしきにぎはたびゞとねんごろにせよ
十四
なんぢらそこなものしゅくこれしゅくしてのろふべからず
十五 よろこものともによろこびかなしものともかなしむべし
十六 あいたがひこゝろおなじうしたかきおもひをなさずかへっひくきつけまたみづからさとしとするなか
十七 あくをもてあくむくゆなかひとゞゝよしとするところこゝろとめこれをなし
十八 なしうべきところちからつくしてひとゞゝむつみしたしむべし
十九
わがあいするものそのあだむくゆるなかれしりぞきてしゅいかりまてそはしるしてしゅいひたまひけるはあだかへすは
[千九百二十三]
われありわれかならこれむくいんとあれバなり
二十 このゆゑなんぢあだもしうゑなばこれくらはせかわかばこれのませよなんぢかくするはあつきひかれかうべつむなり
二一 なんぢあくかたるゝなかぜんをもてあくかつべし

第十三章[編集]

かみありけんもてものすべひとゞゝしたがふべしそはかみよりいでざるけんなくおよあるところのけんかみたてたまふところなればなり
このゆゑけんさかものかみさだめそむくなりそむくものみづかそのさばきうくるべし
つかさびとよきわざおそれあらあしきわざおそれなりなんぢけんおそれざることをねがたゞよきおこなされかれよりほまれ
かれなんぢえきせんためかみしもべなりあくなさおそれよかれいたづらにやいばとらかみしもべたればあくおこなものいかりをもてむくゆるものなり
ゆゑこれしたがたゞいかりよりてのみしたがはずりょうしんよりしたがふべし
このゆゑなんぢらみつぎをさめかれらかみつかひびとにしてつねこのことつかさどれり
なんぢらうくべきところひとにはこれあたへみつぎうくべきものにハこれみつぎぜいうくべきものにはこれぜいおそるべきものにはおそたふとむべきものこれたふと
なんぢらたがひあいおふのほかすべてことひとおふことなかそはひとあいするものおきてまったふすればなり
それかんいんするなかころなかぬすなかいつはりあかしたつなかむさぼなかれといへこのほかなほいましめあるともおのれごとなんぢとなりあいすべしといへことばうちこもりたり
あいとなりそこなハずこのゆゑあいおきてまったう
十一 かくごとなすべしわれらときしれいまねぶりよりさむべきのときなりそはしんかうはじめよりさらわれらすくひちか
十二 すでにふけひちかづけりゆゑわれらくらきわざすてひかりよろひきるべし
十三 おこなひただしくしてひるあゆむごとくすべしたうてつすいしゅまたかんいんかうしょくまたさうとうしっとあゆむことなか
十四
[千九百二十四]
たゞなんぢらしゅイエス キリストにくたいよくおこなはんがためそのそなへをなすことなか


第十四章[編集]

しんかうよわものうけされそのおもところなじなか
あるひとすべてものくらふべしとしんあるひとよわくしてたゞやさいくらへり
くらものくらはざるものかろしむることなかくらはざるものくらものさばきするなかかみこれをうくれバなり
なんぢなにびとなれバひとしもべさばきするかかれあるひたちあるひはたふるることはそのしゅよれかれまたかならたてられんかみよくこれをたてうればなり
あるひとこのひかのひまされりとしあるひといづれのひもみなおなじとすおのゝゝみづからさだめそのこゝろかたくすべし
まもものしゅためまもまもらざるものしゅためまもらずくらものしゅためくらへりそはかみしゃすることをすればなりくらハざるものしゅためくらはずこれまたかみしゃすることをせり
われらのうちおのれためいきあるひはしぬものなし
そはわれらいくるもしゅためにいきしぬるもしゅためしぬこのゆゑあるひいきあるひはしぬるもわれらはみなしゅのものなり
それキリストしにまたいきしはすなはいけるものしねるものしゅとならんためなり
なんぢなんぞそのきゃうだいさばきするやなんそのきゃうだいかろんずるやわれらみなキリストだいぜんたつべきものなり
十一 しるしてしゅいひたまへるはわれいけかみすべてのひざまへかがますべてしたわれさんびすべしとあるごと
十二 このゆゑわれらおのゝゝおのれことかみうったふべし
十三 されわれらたがひにさばきすることなかむしきゃうだいまへつまづくものあるひはさまたぐるものおかざらんことをさだむべし
十四 われしゅイエスよりすべてものきよからざるなきをしりかつこれしんされひともしきよからずおもはゞそのひとおいてはすなはきよからざるなり
十五 なんぢもししょくもつためきゃうだいうれへしめばそのおこなふところあいみちかなはずキリストかれのためにしにたまひたればなんぢしょくもつよりかれほろぼすことなか
十六 なんぢらぜんひとそしらるゝことをするなかれ
十七 そはかみくにいんしょく
[千九百二十五]
あらたゞぎくはせいれいよれよろこびにあり
十八 かくごとくしてキリストつかふものかみこゝろかなひまたひとぜんとせらるゝなり
十九 このゆゑわれらひとわぼくせんことゝあいたがひとくたてんことゝをおいもとむべし
二十 しょくもつよりかみなせところこぼつことなかすべてものみなきよしかれどもこれくらふてひとつまづかするものにはあくとならん
二一 にくくらさけをのむなにごとよらなんぢきゃうだいたふあるひよわくするはよからざるなり
二二 なんぢしんあるかおのれこれをかみまへまもそのよしとするところみづからさばきすることなきものさいはひなり
二三
うたがふものもしくらはゞつみさだめらるこれしんかうよりくらはざればなりすべてしんかうよりてせざるものつみなり


第十五章[編集]

されわれらつよからざるものよわきおいおのれこゝろよろこばざるをもなすべきことなり
われらおのゝゝとなりとくたてんためにぜんをもてこれよろこばすべし
キリストすらなほおのれをよろこばすことをせざりきそはなんぢをそしものそしりわれおよべりとしるされしごと
はやくよりしるされたるところみなわれらにをしへせいしょしのびなぐさめとのことよりのぞみさせんためしるせるなり
しのびなぐさめあたふるかみなんぢらイエス キリストならひたがひにこゝろおなじうすることあたへ
なんぢらをしてこゝろひとつにしくちひとつにしかみすなはちわれらしゅイエス キリストちゝさんびあがめしめたまはんことをねがへり
このゆゑキリストかみあがめためわれらうくるがごとなんぢらたがひうくべし
われいはんかみまことためイエス キリストかつれいつかひとなりせんぞやくそくたまひしことをかたうせり
またいはうじんそのあはれみよりかみあがしるしてこのゆゑわれいはうじんうちありなんぢあがめまたなんぢさんびすべしとあるごと

またいはうじんしゅたみともよろこぶことをよといへ
十一 よろずのくにしゅいはふべしよろずのたみしゅせついはふべしといへ
十二 またイザヤいへらくエッサイめざしいはうじんをさめんとするものおこらんとす
[千九百二十六]
はうじんみなこれよらんと
十三 のぞみあたふるかみなんぢらをしてせいれいちからよりそののぞみおほいにせんがためなんぢらしんかうよりおこすべてよろこびやすきみたしめたまはんことをねがへり
十四 わがきゃうだいわれなんぢらがなさけみちすべてのみちたがひすゝめうることをしん
十五 しかれどもきゃうだいわれなほなんぢらおもひおこさせんがためはゞからずしてほゞなんぢらにかきおくれりこれかみわれたまところめぐみよるなり
十六 すなはいはうじんためイエス キリストつかひとなりてかみふくいんまつりをなしさゝぐところいはうじんせいれいよりきよまらしめかみみこゝろかなはせんためなり
十七 このゆゑわれかみことついてはイエス キリストよりほこところあり
十八 十九 いかにとなればキリストわれたすけいはうじんしたがはしめんためしるしことなるわざちからかみみたまちからあらはことばおこなひとをエルサレムよりあまねイルリコいたるまでそのふくいんつたへさせたまひしことのほかひとつことをもわれあへいはざるなり
二十 かつわれつゝしみてたにんおきどだいたてじとイエスいまとなへられざるところふくいんのべつたへたり
二一 いまかれついつたへざるものみるべくいまきくことをざるものさとるべしとしるされたるがごと
二二 このゆゑしばしさまたげられてわれなんぢらにいたることをざりき
二三 いまこのつたふべきところなしわれとしごろなんぢらにゆかんことをねがへゆゑ
二四 イスパニヤおもむかんついでなんぢらいたるべしそはすぐるときになんぢらあひほゞこゝろみつることをまたなんぢらにおくられんことをのぞめなり
二五 されいまわれせいとたすけためエルサレムゆかんとす
二六 マケドニヤアカヤひとゞゝエルサレムまづしせいとためたすけをすることをよろこびとせり
二七 かれらよろこびてこれをなすはそのおふところるがゆゑなりそはいはうじんもしれいつくものをうけたらんにはつくものをてまたかれらつかふべきなり
二八 このゆゑわれこのことをはりこのみわたしゝのちなんぢらによりイスパニヤゆか
二九 われなんぢらゆくときキリストふくいんみち
[千九百二十七]
めぐみなんぢらいたらんことをしれ
三十 きゃうだいわれらイエス キリストによりせいれいあいよりなんぢらすゝねがはくはわれともちからつくしてわがためにかみいのることを
三一 そはわがユダヤにあるふしんじゃよりたすかりまたエルサレムおもむつとめせいとこゝろかなは
三二 またかみむねしたがよろこびてなんぢらいたなぐさめんがためなり
三三 へいあんかみなんぢらすべてのものともいまさんことをねがふアメン

第十六章[編集]

われケンクレアにあるけうくわいしつじなるわれらしまいフイベなんぢらすゝ
なんぢらせいとなすべきごとしゅよりかれうけそのもとむところこれたすけかれもとおほくのひとたすけまたわれをもたす

こふプリスキラアクラやすきとへかれらはイエス キリストついわれともつとむものなり
またわがいのちためおのれくびつるぎしたおけたゞわれのみならずいはうじんすべてけうくわいもまたかれらかんしゃせり

またそのいへにあるけうくわいにもやすきとへまたあいするところエパイ子トやすきとへかれはアジアおいキリストはじめむすべるなり
われらためおほくくらうをせしマリアやすきとへ
またわれともめしうどとなりししんせきなるアンデロニコジュニヤやすきとへかれらしとたちうちきこえあるものなりわれさきだちてキリストをりものなり
キリストありあいするアンピリアトやすきとへ
キリストついわれらともつとむウルバノまたわがあいするスタクやすきとへ
キリストおいたんれんなるアペレやすきとへアリストブロいへものやすきとへ
十一 わがしんせきなるヘロデオナやすきとへナルキソいへなるしゅにをるものどもやすきとへ
十二 テルパイナテルポサやすきをとへかれらしゅおいくらうせしおんななりまたあいせらるゝペルシーやすきとへかれはしゅをりおほくらうせしおんななり
十三 しゅえらばれしルポそのはゝとにやすきとへかれがはゝすなはわがはゝなり
十四 アスキリトピリゴンヘレマトロパヘレメ
[千九百二十八]
またかれらともにあるきゃうだいやすきとへ
十五 ピロロジュリナ子リオそのしまいまたオルンパおよかれらともなるすべてせいとやすきとへ
十六 なんぢらきよきくちつけをもてたがひやすきとへキリストすべてけうくわいなんぢらにやすきとへ
十七 きゃうだいわれなんぢらにすゝおゝよなんぢらまなべところをしへそむきてあらそわかたせまたつまづかするものとめてこれさけ
十八 かくごとものわれらしゅイエス キリストつかへおのれはらにつかふるものなりまたことたくみにしこびへつらひてしつぼくなるものこゝろあざむくなり
十九 されなんぢらしたがへることすべてのひとひろがりたればわれなんぢらのためよろこべりわれなんぢらがぜんかしこあくおろかならんことをねが
二十 へいあんかみなんぢらあしのしたおいサタンすみやかくだくべしわれらしゅイエス キリストめぐみなんぢらとともあらんことをねが
二一 われともつとむテモテしんせきルキヤソンソシパテロよりなんぢらやすきとへ
二二 このふみかけテリテオわれキリストおいなんぢらやすきとふ
二三 われぜんくわいあるじガヨスなんぢらやすきとへまちくらづかさエラストまたきゃうだいクワルトなんぢらやすきとへ
二四 われらしゅイエス キリストめぐみなんぢらとともあらんことをねがふアメン
二五 二六 ならざりしまへよりかくれたりしかどばんこくたみをしてしんしたがはしめんがためいまかぎりなきかみめいかなよげんしゃふみよりあらはれしそのおくぎしたがひてわがつたふるふくいんおよびとくところのイエス キリストをしへてらなんぢらかたうすることをうるもの
二七 すなはひとりのかしこきかみえいこうかぎりなくイエス キリストよりあらんことをねがふアメン


新約全書羅馬書  終