慰安婦関連公文書集
慰安婦とは、日中戦争および太平洋戦争当時、大日本帝国軍(以下「日本軍」と呼ぶ)の駐屯地に設置・運営された日本軍軍人軍属用の売春宿(「慰安所」と呼ばれる)で性サービスを提供した女性を言う。慰安婦について、日本国内および国外の歴史学会では、慰安婦は「認可売春婦(公娼)」と「性奴隷」とに意見が分かれ、戦後約80年が経過した現在も論争が続いている。この資料は、議論の基盤となる当時の信頼性のある公文書、即ち慰安婦に関連する条約、法令、統計資料、政府機関・日本軍・連合軍等が発行した文書を集成したものである。同種の資料として、政府機関・日本軍・連合軍が発行した文書を、これら文書を保存している省庁別に編集 した『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』]および特定非営利団体編集の「アクティブ・ミュージアム女たちの平和資料館(wam)」がある。この資料は、上記資料に条約、法令、統計資料等を加え、これらの文書を記事内容別に編集した。大項目の「慰安所規則」は、慰安所の設置場所・設置年月、設置・営業許可権限者、営業者の資格・遵守事項、慰安婦の雇用条件・遵守事項、利用者の利用時間・料金・支払い方法・遵守事項等の内容を含むので、これら文書を他の関連項目に重複して掲載した。
大日本帝国の法制度、国際条約および社会道徳
[編集]法制度
[編集]日本本土(内地)
[編集]朝鮮半島
[編集]国際条約
[編集]日本本土
[編集]朝鮮半島
[編集]韓國倂合ニ關スル條約
財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定
社会道徳
[編集]日本本土
[編集]朝鮮半島
[編集]認可売春(公娼)制度および取締記録
[編集]認可売春制度
[編集]日本本土
[編集]娼妓取締規則
貸座敷、引手茶屋、娼妓取締規則
紹介営業取締規則
娼妓の契約条件
朝鮮半島
[編集]取締記録
[編集]日本本土
[編集]朝鮮半島
[編集]大日本帝国施政下朝鮮半島における警官の人数
大日本帝国下の強姦、脅迫、略取及び誘拐の罪
大日本帝国朝鮮半島における認可売春・犯罪警察取締記録ならびに賃金
慰安所および設置
[編集]慰安所は貸座敷
[編集]昭和13年末に於ける上海在留邦人 芸妓・酌婦の状況およびその取締
皇軍将兵慰安所婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件
慰安所の設置
[編集]慰安所の設置を定めた野戦酒保規程の改定
慰安所の設置を定めた営外施設規定の改定
慰安所規則
[編集]設置・運営
[編集]中国
[編集]東南アジア
[編集]利用
[編集]日本本土
[編集]中国
[編集]常州駐屯地慰安所使用規定
中支那方面軍高森部隊特殊慰安業務規定
上海南地区駐屯地慰安所利用規則
在広東中山警備隊慰安所利用規定
斗門警備隊外出および慰安所利用規定
東南アジア
[編集]スラバヤ慰安所利用要領
ブツアン慰安所利用規定
マスバテ島慰安所利用規定
フィリッピン・イロイロ地区慰安所規定
マンダレー駐屯地慰安所規定
マニラ地区慰安所規定
マニラ航空隊慰安所利用規定
タクロバン慰安所営業規定
ブラウエン慰安所利用規定
アンダマン諸島海軍慰安所利用規定
ラバウル海軍慰安所利用規定
慰安所の取締組織
[編集]領事館警察署
[編集]中国
[編集]上海に於ける昭和11年中の在留邦人芸妓および酌婦人数と取締
昭和13年末に於ける上海在留邦人 芸妓・酌婦の状況およびその取締
領事館による漢口慰安所の取締
軍事警察(憲兵隊)
[編集]中国
[編集]東南アジア
[編集]東南アジア地区慰安所利用規定を参照
地方政府
[編集]東南アジア
[編集]出国管理
[編集]一般邦人(内地人、朝鮮人、台湾人)
[編集]支那渡航婦女の渡航許可条件と取締
渡支邦人の取締規則
漢口への渡航制限
慰安所関係出入国者数の統計
[編集]台湾出国数
[編集]広東入国数
[編集]慰安婦および雇用
[編集]慰安婦は娼妓
[編集]昭和13年末に於ける上海在留邦人 芸妓・酌婦の状況およびその取締
皇軍将兵慰安所婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件
募集人の人選
[編集]日本本土
[編集]東南アジア
[編集]募集の協力依頼
[編集]日本本土
[編集]雇用許可申請書類
[編集]日本本土
[編集]契約条件
[編集]日本本土
[編集]上海派遣軍慰安所酌婦募集の契約条件
南方軍制定の慰安婦雇用規則
中国
[編集]娼区ノ設定、 南昌市政府ニ於ケル楽土(遊郭)公娼ノ取締及営業税徴収暫行規定
東南アジア
[編集]慰安所の営業・管理
[編集]慰安所の場所・慰安所従業員・慰安婦数
[編集]日本本土
[編集]中国
[編集]九江、南昌、蕪湖地域の民族別慰安所数、従業員数および慰安婦数
漢口への渡航制限
昭和13年末に於ける上海在留邦人 芸妓・酌婦の状況およびその取締
東南アジア
[編集]タクロバン所在の軍慰安所および娯楽施設の状況
マンダレー駐屯地軍慰安所の名称と定休日
南部セレベス慰安所調書
一人当たり接客数
[編集]日本本土
[編集]中国
[編集]南寧・欽州方面慰安所の戸数、従業員数および売上高
中支那方面軍高森部隊特殊慰安業務規定
東南アジア
[編集]一人当たり売上高
[編集]日本本土
[編集]中国
[編集]東南アジア
[編集]営業者の遵守事項
[編集]中国
[編集]森川部隊特殊慰安業務ニ関スル規定
中支那方面軍高森部隊特殊慰安業務規定
日本陸軍上海南地区駐屯地慰安所規則
東南アジア
[編集]フィリッピン・イロイロ地区慰安所規定
馬来軍制定の慰安所関連取締規定
マンダレー駐屯地慰安所規定
マニラ地区慰安所規定
慰安婦の遵守事項
[編集]中国
[編集]常州駐屯地慰安所使用規定
森川部隊特殊慰安業務ニ関スル規定
日本陸軍上海南地区駐屯地慰安所規則
利用者の遵守事項
[編集]中国
[編集]常州駐屯地慰安所使用規定
森川部隊特殊慰安業務ニ関スル規定
中支那方面軍高森部隊特殊慰安業務規定
日本陸軍上海南地区駐屯地慰安所規則
在広東中山警備隊慰安所利用規定
東南アジア
[編集]マスバテ島慰安所利用規定
フィリッピン・イロイロ地区慰安所規定
マンダレー駐屯地慰安所規定
マニラ地区慰安所規定
経理・衛生・規律監督責任者、営業時間・休日、各部隊利用曜日、利用時間・料金、支払い方法
[編集]中国
[編集]中国地区慰安所利用規則を参照
東南アジア
[編集]東南アジア地区慰安所利用規則を参照
経理
[編集]衛生
[編集]中国
[編集]北支那派遣軍の花柳病予防
支那派遣軍 南京地区慰安婦健診状況
東南アジア
[編集]規律
[編集]中国
[編集]日本陸軍支那派遣軍に於ける軍刑法・刑法違反、ならびに慰安所取締に関する軍事警察報告
東南アジア
[編集]帰国
[編集]東南アジア
[編集]この著作物は、日本国の著作権法第10条1項ないし3項により著作権の目的とならないため、パブリックドメインの状態にあります。(なお、この著作物は、日本国の旧著作権法第11条により、発行当時においても、著作権の目的となっていませんでした。)
この著作物はアメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつ、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。