龍馬 謹白 黒龍丸の船将 云〻の議論もて、其 御船を軍艦となし、 大炮を積、数年交代 しつゝ、且ハ神戸をも 守らむといふ。 軍艦といはゞ江戸の外の 物ならぬ心より、 右の論に決せむ。九月 拾五日、故に左の愁 願をなせり。