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ディオニュシオス・アレオパギテスの著作/神秘神学/第4章

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神秘神学

第4章

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<< 感覚によって認識できるすべてのものの卓越した原因は、感覚によって認識できるものの何ものでもないこと >>


そこで我々は次のように言う。万物を超えている万物の原因は、存在しないものではなく、生命がないものでもなく、理性がないものでもなく、知性がないものでもなく、物体ではなく、姿も形もなく、質もなく、量もなく、大きさもなく、どの場所にもなく、見られることもなく、感覚的な接触もなく、感覚によって知覚されることもなく、地上の欲望に悩まされて無秩序や混乱に陥ることもなく、感覚に翻弄されて屈服し無力になることもなく、光が不足することもない。変化もなく、腐敗することもなく、分割されることもなく、欠乏もなく、流転もなく、その他の感覚で認識される対象でもない。


出典

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原文:

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翻訳文:

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