ディオニュシオス・アレオパギテスの著作/神秘神学/序文
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神秘神学
序文
[編集]神秘神学とは、地上に立てられた梯子のようなものです。梯子の先端は天にまで達し、神の天使たちがその上を昇り降りし、その上に全能の神が立っています。昇る天使は「否定」であり、全能の神をすべての被造物から区別するものです。神は物質――魂、心、霊魂、いかなる存在でもなく、存在そのものでもなく、それらすべてを超越した存在です。降りてくる天使は「肯定」です。神は善であり、知恵があり、力強く、存在そのものです。象徴神学においては、神は物質的な形態と条件のもとで表されます。神学は否定を好みます。なぜなら、全能の神は比較よりも区別によってより適切に提示されるからです。
出典
[編集]- 底本: Pseudo-Dionysius, John Parker "The Works of Dionysius the Areopagite/Mystic Theology/Preface" 1897(ENGLISH FROM THE ORIGINAL GREEK)
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