長嘯

提供: Wikisource

情報不足: この文書には原典や著作権者、ライセンス等の必要な情報が不足しています。必要な情報が提供されない場合、即時削除の基準により、削除される可能性があります。ノートも参照してください。

必要な情報: 出典

長嘯

  • 註: この文書ではルビが使用されています。ここでは「単語ルビ」の形で再現しています。

著作者: 三富朽葉


((私は眠ります、))
敷石に落ち散る死んだ葉と
細い、嗢い雨・・・・・・
やがて、靑く疲れる街燈。

銳い憂愁は窓を廻って
近く彷徨へど、
圓かな女の夢は
醒めもせず、靜かに眠りゆく。

幽かな夜の光り、
曇つたひと室に
蔽はぬ夢融け、
終夜の歌の零れ・・・・・・

聞くに由ないそれに
繋がれて、
濡れ濡れて、
淚はしじに、玻漓はりの霜に泣く!


「近」は原文旧字体。