我は海の子

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我は海の子(われはうみのこ)/われは海の子(われはうみのこ)

  • 作詞: 不詳(著作権消滅)、文部省唱歌
    宮原晃一郎(1882 - 1945)という説が有力。芳賀矢一(1867 - 1927)という説も。
  • 作曲: 不詳(著作権消滅)、文部省唱歌
  • 初出: 文部省著『尋常小学読本唱歌』国定教科書共同販売所、1910年(明治43年)7月
    • 再掲: 文部省著『尋常小学唱歌 第六学年用』国定教科書共同販売所、1914年(大正3年)6月
    • 再掲: 文部省著『新訂尋常小学唱歌 第六学年用』大日本図書、1932年(昭和7年)12月
    • 再掲: 文部省著『初等科音楽 四』大日本図書、1942年(昭和17年)12月
  • 指定: 小学校 音楽 第6学年共通教材(「小学校学習指導要領」1958年版、1968年版、1989年版、1998年版)

[編集] 『尋常小学読本唱歌』(1910年)

我(われ)は海(うみ)の子(こ) (卷十一、第六課)
  1. 我(われ)は海(うみ)の子(こ)白浪(しらなみ)の
    さわぐいそべの松原(まつばら)に
    煙(けむり)たなびくとまやこそ
    我(わ)がなつかしき住家(すみか)なれ。

  2. 生(うま)まれてしほに浴(ゆあみ)して
    浪(なみ)を子守(こもり)の歌(うた)と聞(き)き
    千里(せんり)寄(よ)せくる海(うみ)の氣(き)を
    吸(す)ひてわらべとなりにけり。

  3. 高(たか)く鼻(はな)つくいその香(か)に
    不斷(ふだん)の花(はな)のかをりあり。
    なぎさの松(まつ)に吹(ふ)く風(かぜ)を
    いみじき樂(がく)と我(われ)は聞(き)く。

  4. 丈餘(ぢやうよ)のろかい操(あやつ)りて
    行手(ゆくて)定(さだ)めぬ浪(なみ)まくら
    百尋(ももひろ)千尋(ちひろ)海(うみ)の底(そこ)
    遊(あそ)びなれたる庭(には)廣(ひろ)し。

  5. 幾年(いくとせ)こゝにきたへたる
    鐵(てつ)より堅(かた)きかひなあり。
    吹(ふ)く鹽風(しほかぜ)に黑(くろ)みたる
    はだは赤銅(しやくどう)さながらに。

  6. 浪(なみ)にたゞよふ氷山(ひようざん)も
    來(きた)らば來(きた)れ恐(おそ)れんや。
    海(うみ)まき上(あ)ぐるたつまきも
    起(おこ)らば起(おこ)れ驚(おどろ)かじ。

  7. いで大船(おおぶね)を乘(のり)出(だ)して
    我(われ)は拾(ひろ)はん海(うみ)の富(とみ)。
    いで軍艦(ぐんかん)に乘(のり)組(く)みて
    我(われ)は護(まも)らん海(うみ)の國(くに)。

  • 底本: 『尋常小学読本唱歌』初版
  • 振り仮名は括弧を用いて表記した。
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