午前

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Wikisource:文学 < 『死刑宣告

本文[編集]

午前
萩原恭次郎

朝から黄色い心臓がキゲンを悪くしてゐる
時間を忘れた太陽が曇つて来た
泣き叫びのダンスが初まります
白紙が一枚一枚心臓からめくられてゆく
いろ\/のものをひつぱたきたい
腹も頭も俺のものとは思へない
ダリアの花が滅茶々々にもぎられてゐる!

解題[編集]

作者:萩原恭次郎

底本:萩原恭次郎『死刑宣告』日本図書センター〈愛蔵版詩集シリーズ〉(2004年3月25日初版第1刷発行) ISBN 978-4-8205-9599-1

表記について:旧仮名遣いは初版本(1925年10月18日発行、長隆舎書店)のまま、漢字は常用漢字に改めてある。「くの字点」は「\/」で表した。