伊達政宗五常訓

提供: Wikisource
移動: 案内検索

伊達政宗五常訓』(だてまさむねごじょうくん)


伊達政宗五常訓 [編集]

仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎればへつらいとなる。
智に過ぎれば嘘をつく。
信に過ぎれば損をする。

気ながく心穏やかにして、よろずに倹約を用い金を備うべし。
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり、この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事は、うまからずともめて食うべし、元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。
今日の行くを送り、子孫兄弟によく挨拶あいさつして、娑婆しやばの御暇申するがよし。